糖尿病治療の花をあなたの人生に咲かせたい

糖尿病治療の花をあなたの人生に咲かせたい

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内科医師 松谷久美子
糖尿病治療は、今流行のアンチエイジングセラピーであるな、と常々思う。

流行の前々から私はこの病院で地味にちまちまと実行してきた。
もちろん内科医としてであるから、ヒアルロンサンやテトロドトキシン注射はしない。
今では年齢不詳の老青年男女がわいわいやってきている。

たいがい80歳ぐらいで、20年もこの病院へ通っている人々。とにかく若いのである。
血液の糖分が多いからといって最初何も症状がないクリーピング病である糖尿病では、何故時間と手間をかけてはるばるこんな?!病院まで来て、痛い思いをして血を採られた挙句、何の報酬も無く、ましてやお金まで払って、寝不足医者の大概はお小言の様な話をきかなければならないのか、患者には理解できない。

当たり前田のクラッカーである。

それは糖尿病という魔物病の理解が一般に正しく伝わっていないからだと思う。
(それでも最近はテレビやラジオで頻繁にとりあげられるようになったが。)

だがひとたび、たまたま仕事が早く終わったり、なんとなく健診の結果が気になったり、今日の運勢で病院行くと大吉、と書いていたので来てしまうと、あなたは、そこからアンチエイジングの扉を開くのである。

「ギィーッ、」「さあどうぞ。」

なぜなら、糖尿病の食事療法や運動療法はまさにアンチエイジング治療の基本なのである。
また、胃カメラや腹部エコー、大腸検査なども症状に応じてしているので、癌が発症しても早期に見つかり、治ってしまう。
運動療法で姿勢が良くなり、メタッボ腹が引っ込み、行動が俊敏になり、脳の回転も良くなる。
アディポネクチンが増え、脳梗塞や心筋梗塞になりにくくなる。

まだまだあるけど、それはまた今度お会いしたときに。

私の役割は糖尿病患者さんの健康寿命を延ばし、つつがなく人生の花を咲かせる花咲かばあさんなのであると思う。

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